このほど、内蒙古自治区、寧夏回族自治区と甘粛省にまたがるトングリ砂漠で、総面積12万平方㍍の範囲内に14カ所の汚染地域が発見された。予備調査によると、汚染物は20年前に、地元のある製紙工場が廃液を処理せずに、そのまま砂漠に投棄したことによるものだという。現在、この製紙工場は名称も所有者も変わり、国の環境保護に関する法律も大きく変化した。そのため、どのように責任を追及するかが世間から大きく注目されている。過去の環境汚染が次々と明らかになる現在、この事件への処罰は他への「戒め」という意味を持つ。このほか、東部地域では近年、環境分野への管理がますます厳しくなっているため、多くの化学工業企業が土地が広くて人口が少ない西部地域に進出している。生態環境が非常に崩れやすい西部地域にとって、汚染事故の発生は、代償が極めて大きい。従って、政府はしっかりと環境保護に取り組み、「環境より経済発展が優先」という過去の道を再び歩んではならない。
2019年11月25日
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