この10年ほど、武漢市は常に中国都市別国内総生産(GDP)ランキングの上位10位の常連で、中部地域で最も重要な都市とされ、いくつもの国家発展戦略で重要な位置を占めていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、今年に入ってから、武漢市の大部分の経済活動が停止し、財政収入も大幅に減少した。武漢の封鎖解除に伴って、経済の再起動、企業の操業再開が世論の注目する問題となっている。需要側から見ると、武漢市の企業は今、三つの難題に直面している。①操業を停止している間に、販路が他の都市の企業に奪われたこと②全国的な操業停止のために、全体的な需要が低下したこと③新型コロナウイルスが世界に感染拡大し、世界各国の需要も不振となったこと。だが幸い武漢市の多元化した産業構造と市内の三つの国家レベル開発区で発展している新しい産業が粘り強さを示した。感染収束後、武漢の経済発展の重心は依然として、新しい経済分野のハイテク・ハイレベル産業に適切に移る必要がある。操業再開の機に乗じて、産業構造のレベルアップを推進し、都市の経済をいっそう高い発展レベルに引き上げるべきだ。(2020年4月20日)
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