『中国新聞週刊』 農村部の感染症対策を強化

2021-03-23 16:28:26

 

今年1月2日、河北省石家荘市の正定国際空港近くの小果荘村の住民が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。その後、河北省では確定症例の数が急速に増えた。1月18日24時の時点で、800人の感染が確認され、70%以上が農村の住民だった。1月10日、黒龍江省でも感染者が確認された。1月17日24時の時点で、388人の感染者が確認され、河北省と同じく、大部分の感染者が農村部の人だった。農村部の感染予防・抑制システムは中国の感染症対策において、最も弱い部分となっている。都市と比べて、農村部は人口の密度や流動性が低い。そのため、昨年国内の感染症が抑制された後、農村の住民も診療所も警戒心が希薄となっている。また、村の小さな診療所ではPCR検査を行うことができず、普通の風邪と診断される場合がよくあった。今回、河北省で発生した感染症に関する調査によると、ウイルスは昨年12月1日頃から、すでに静かに村で広がっていた可能性が高い。この状況について、専門家は末端の医療機関が診療の過程で警戒・報告の役割を果たしていなかったと指摘した。判断できない場合は、上級の管理機関にすぐに報告するか、往診を行うべきだ。今後、農村部の医療機関はこのような啓発を強化しなければならない。2020125 

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