『中国新聞週刊』 超高価な茶葉が登場

2021-07-02 11:28:20


今年4月7日、「10㌔の生茶葉が1068万元で落札」というニュースがネット上で大きな話題になった。その前に、新華社も一部の武夷山岩茶の高騰現象を伝える記事を何度も報道。一部の茶葉は農産物からぜいたく品へと変わり、さらに賄賂の品としてますます頻繁に利用されるようになっていると指摘した。これをきっかけに、各地の多くの部門が茶葉市場に対して厳しい監督・管理を行うようになった。福建省の市場監督管理局と農業農村庁はこのほど、抜き取り検査を行い、地元の業界団体と共同で「超高価茶葉」の混乱を取り締まる通知を出し、茶葉の価格を500㌘当たり6万元以下に制限した。多くの業界関係者は、「超高価茶葉」の登場は表面的には茶葉価格の混乱であり、政府は監督・管理を強化すること、業界は自律を強化することが必要だという。だが、根本的には中国の茶葉業界の基準の立ち遅れや旧式化、欠如などの問題を露呈している。つまり茶葉の価格設定などに相応する基準がないのだ。中国茶の種類の多様性や地域性などのため、業界標準の制定は茶葉業界の発展に比べるとまだ遅れている。標準化を実現してこそ、中国の茶葉業界は急速に発展できると業界関係者は述べている。

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