『三聯生活週刊』 小さい町の大きなビジネス

2022-02-23 14:18:48


年間200億足以上の靴下を生産し、世界の靴下生産量の3分の1を占める浙江省諸曁市の大唐鎮。ANTA(アンタ)、Xtep(特歩)、361°など中国の有名スポーツブランドを生んだ福建省晋江市の陳埭鎮。日本で使われる棺おけの9割、中国の舞台衣装の70%と漢服の30%を生産する山東省曹県……たくさんの小さな町に大きなビジネスがある。中国経済マップにおいて郷鎮は非常に特殊な存在で、都市と農村の両方の特徴を兼ね備えている。改革開放の初期、郷鎮企業の台頭は中国経済の急速な発展の基礎を築いた。1990年代後半になると、郷鎮企業はさまざまな原因によって衰退し始めたが、中国経済が新しい発展段階に入るに従い、特にデジタル経済の勃興によって郷鎮企業の重要性が再び脚光を浴びるようになる。今後、郷鎮経済は「三農(農業、農村、農民)問題」を解決する突破口だけでなく、都市化を推進する重要な力となる。また、消費低迷、雇用問題、貧富の差など、中国経済が直面している多くの問題の解決にも役立つ。

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