【宅配シェアリングボックス】
プラスチック製の宅配ボックスのことで、配達員はサインを受け取ったあとそれを折り畳んで、ボード型にしてから倉庫へ持ち帰って再使用することができる。中国国家郵政局の統計データによると、2016年の中国人1人当たりの宅配便の平均利用回数は約23回で、消費された梱包用テープの長さは赤道425周分に相当した。仮に梱包箱が一つ当たり0.2㌔だとすると、宅配便により400万㌧余りもの梱包材のゴミが出たということになる。梱包材の消費量を抑え環境汚染を減らすために、17年にある通販サイトが宅配シェアリングボックスの使用を推し進め、通常使用していたダンボール箱と取って代わった。宅配シェアリングボックス一つの原価は25元で、1週間平均6回繰り返し使用することができる。宅配シェアリングボックスの想定使用寿命は1000回以上なので、1回の使用コストはわずか0.025元だ。
(銭海澎=文 李培培=イラスト)