ゼロ報告制度

銭海澎＝文

　最初の報告から現時点の報告まで、新たな状況が起きていなくても報告書に「0」と書き込み、報告する制度。その目的は、ある時間帯の最新状況を把握し、事故や災害を未然に防止するためにある。SARS（重症急性呼吸器症候群）が流行した2003年に統計で使われたのが最初で、今回の新型肺炎発生後も発熱の有無の確認に使われた。そのほか、自然災害や交通安全、生産活動、社会保障などの分野にも広く使われる。