『毎日読詩日暦2018』

2018-01-24 11:23:16

廉萍 編集整理 

本書は特別なカレンダーだ。作者は気候の周期節気に基づいて漢代から清代までの365編の詩詞の名作を選りすぐった。多くの作品は詩人が歴史上の同じ日に作ったものだ。例えば、2018225日は旧暦の1月10日で、本書が選んだ詩は南宋の文学者詩人の陸遊が書いた『癸亥正月十日夜夢三山竹林中筍出甚盛欣然有作(癸亥正月十日夜、三山の竹林中に筍出ずるを夢み甚だ欣然として作有り)』である。つまり、「私は今日を過ごすが、古人にもまたかつて今日があった。私は今日にいて、古人の今日の詩を読む」と言える。作者はまた、詩詞の出典、創作背景、芸術的深みなどの面から注釈を入れ、古代の大家の書画作品を組み合わせ、カレンダー全体を詩と日付がマッチし、絵と詩が暗に一致する境地に押し上げている。読者は毎日、1編の詩と1枚の絵を通じて、二十四節気の変化を味わい、季節の風物を楽しむことができる。(新星出版社 201710月 88元)

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