『中国人的歴史:諸神的蹤跡』

2018-02-02 14:50:35

申賦漁 

 なぜ中国人は自分たちのことを「炎黄の子孫」や「龍の血を引く者」というのか? 中国古代の皇帝はなぜ天子と自称するのか? 中国の領土のことをなぜ「禹跡」と呼ぶのか? これらの問題の答えは中国の神話の中からのみ見つけることができるかもしれない。中国の神話は西洋の神話と違って体系的でなく、多くは断片的で、「天地開闢」「女媧が天を補う」「大禹の治水」のように、成語や典故として伝えられてきた。本書は系統的に中国の神話物語を収集整理している。著者は100冊以上の古典典籍から、諸神の足跡を少しずつ探し、無数の神話の間にある関係を見つけ、上古の時代から伝わった神話と歴史を物語として編集し、さらに時系列で並べることにより、これらの太古の物語をよりはっきりと理解し、中国文化の根源を追うことができるようにしている。(新星出版社 20179月 45元)

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