四方田犬彦 著 王衆一 訳
本書は2006年に出版された中国語版『日本電影100年』の増訂版。21世紀初めの10年以来における日本映画の最新の発展を追記し、特に平成時代の日本映画の新動向をより完全に描き出すことにより、日本のいくつかの異なる重要な歴史的段階における映画産業の発展をよりバランスよく、はっきりと示し、人々が、より広い社会史的視野から日本映画110年来の発展を観察し、国家と国民にとっての映画の意義を考えられるようにしている。本書を通じて、日本映画の新しい発展を理解できるだけでなく、方法論の意味からいえば、日本文化と日本社会に近年現れた各種の新しい特徴を理解する助けにもなる。(新星出版社 2018年1月 68元)