『四十不惑:中国改革開放発展経験分享』

2018-08-29 17:04:11

蔡昉 著

 1978年の中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議を始まりとして、2018年に中国の改革開放は40周年を迎えた。40年間、中国はこれまでにない大きな発展を遂げた。これは世界経済史でも非常に珍しいことだ。同書は概略的に中国改革開放40年間の発展過程を紹介し、経済と歴史の方面から、改革開放がどのように中国経済の急成長を推進してきたかを説明すると同時に、中国経済の発展段階を判定し、中国が直面している新たな挑戦と任務も示す。著者は人口ボーナス、貧困脱却、農業など各方面における長期的で専門的な研究に基づき、中国の発展が人口ボーナスに頼ってきたことから改革ボーナスに頼ることに転換するという主張を提言した。著者は、先進国と比べ、中国の生産要素は一定の潜在力を有しており、この潜在力を掘り起こそうとすると、結局はやはり改革に頼らなければならず、改革は中国経済発展の根本的な原動力であると考えている。(中国社会科学出版社 20185月 68元)

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