陳麗華 編集
北京にある故宮博物院は世界五大宮殿のトップと賞賛されたが、同時に巨大な博物館でもある。現在、故宮は180万7558点(セット)のコレクションを収蔵し、毎日100点を鑑賞しても、約50年間を費やさなければならない。近年、故宮博物院は膨大な収蔵品をもとにして、さまざまなオリジナルグッズを作成している。そのうち、故宮の収蔵品を紹介するカレンダー『故宮日暦』は最も人気がある商品だ。2019年は亥年(中国ではブタ、日本はイノシシ)。ブタは中国の伝統的農耕文化の中で重要な家畜の一種で、富と豊作の象徴だ。同カレンダーは故宮博物院の収蔵品のうち「ブタ」に関するもの、および飲食文化や豊かな生活と関係のあるコレクション計365点(セット)を選び、書画、彫刻、調度品、衣服など多種多様な文物を含み、それぞれ月ごとに異なるテーマを設けている。各ページごとに専門家がそれぞれの文物について書いた短い説明がある。(故宮出版社 2018年8月 76元)