『和平之旅――東瀛友人口述史』

2019-02-02 09:41:57

張建軍 編著

 

 1985年に侵華日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館が設立されて以来、正しい歴史認識を構築し、平和的発展を求める道に、たくさんの日本人も参加してきた。彼らはさまざまな困難を乗り越え、歴史の真相追究と平和理念の伝承に大きな貢献を果たしてきた。同書は、同記念館がその中の10人の日本人にインタビューし、その内容をオーラル・ヒストリーとして編集したものだ。30年来、中国を100回以上訪問し、南京大虐殺の史実の調査および戦争被害者を慰問する活動を行ってきた松岡環氏、30年間で25回南京を訪れ植樹活動を通して平和を呼び掛けている「南京大虐殺遭難者追悼植樹訪中団」事務局長の秋本芳昭氏、「南京事件調査研究会」を設立し、南京大虐殺について深く研究する学者の吉田裕氏、同紀念館のために14年間で1500件以上もの関連文献を探し出した僧侶の大東仁氏らの成し遂げてきた成果と彼らの心の歩みを紹介している。(江蘇鳳凰文芸出版社 201812月 38元)

 

関連文章
日中辞典: