紫禁城で過ごす旧正月

2019-02-02 09:45:33

 

 今年の春節(旧正月)期間中、故宮博物院は文物コレクションの展示と昔の様子の復元という形で、初めて清朝皇室の年越しの様子を再現する。これは同博物院が設立されて以来、コレクションの展示数も展示面積も最大規模の展覧会である。

 文物のコレクション展示会は、総計885点(セット)の文化財を展示、全て清朝皇室の年越しと関係があるものだ。中には清朝の康熙帝、雍正帝、乾隆帝、嘉慶帝、道光帝の5人の皇帝が書いた「福」の文字や、元旦に皇帝が親族や妃と宴を祝う際に使った家具や食器、皇室楽団がかつて使用した楽器などが含まれる。

 当時の年越し風景の復元は、紫禁城の全ての開放エリアで実施される。各宮殿の大門には春聯(春節に門に貼る赤い紙に縁起の良い対句を書いたもの)や門神(大みそかに邪気を払うために門に貼る神様の画像)が貼られ、廊下にはさまざまな灯籠が飾られ、乾清宮と皇極殿の前には大きなランタン「天燈」と「万寿燈」などが立てられ、総計1000点余りの複製品が使用される。

 また、慈寧宮花園と慈寧門前の広場では中華老舗企業の商品展覧会が行われる。北京市や山東省、江蘇省など10省(直轄市)からの中華老舗企業計145社が伝統的な各地方の特産品を展示する。

 

時間:開催中~47

   中華老舗企業商品展 128日~212

会場:北京故宮博物院(北京市東城区景山前街4号) 

文物コレクション展示会 午門正殿および東と西の雁翅楼の展示ホー

 

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