武術で友情を語り合う Shorinji Kempoグループ100人が訪中

2020-01-16 14:17:42
 文・写真=蔡夢瑤
 中国人民対外友好協会と中日友好協会の招きを受け、日本のShorinji Kempoグループ訪中団100人が去年の12月22日~25日、北京を訪れた。訪中団に参加した日本各地の高校生と大学生たちは、北京の南鑼鼓巷、朝陽劇場、万里の長城、中日青少年交流センターなどを見学し、北京体育大学や北京林業大学の学生と活発な交流を行なった。

 

北京体育大学の学生と記念写真を撮る訪中団

 23日の歓迎晩餐会で、一行は北京体育大学武術学院の学生と交流した。両国の学生たちはそれぞれ演武を行い、武術を通じて相互理解を深めた。

 体育大学の演武に興味を持った訪中団の秋山楓さんは、「中国の方たちの拳法は本当に強さをそのまま体現したものだと感じて、自分もやってみたくなりました。将来、それを学ぶために中国に来たいと思っています」と述べた。


北京体育大学による演武


Shorinji Kempoグループによる演武

 2020年は中日文化体育交流推進年だ。北京体育大学武術学院1年の袁夢苑さんは翌年の抱負について次のように語った。

 「19年末に中日青少年交流推進年の関連イベントに参加できて光栄に思います。20年も武術学院の学生として中日体育交流の使者となり、両国の友好に自分の力を役立てていきたいです」

  最後、訪中団全員で歌ったいきものがかりの『ありがとう』の歌声に包まれ、今回の旅は幕を閉じた。3泊4日の旅でたくさんの思い出をつくった学生たちは、各々感想を語り合った。

 鳥羽商船高等専門学校の服部彩喜さんは、「拙い中国語で『謝謝(シェイシェイ)』と伝えると、中国の方たちはすごく笑顔で笑い返してくれ、帰り際に『バイバイ』と言いながら手を振り返してくれた時に、すごく親しみを感じました。私が何より感動したのは、中国の人たちは私たちと何も変わらない同じ人間だと実感したことです」と言い、この短い時間で中国が大好きになったことを家族や友人に伝えますと話していた。
 

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