日本で再び「パンダブーム」巻き起こる

2017-12-22 10:02:49

シャンシャン(写真は上野動物園より

東京上野動物園で18日、6月に生まれた赤ちゃんパンダ「シャンシャン」が報道陣向けに公開された。メディア70社、約130人の報道陣らが「かわいい!」、「萌える!」と歓声を上げた。19日は、「シャンシャン」が生まれて190日目にあたり、一般公開が始まる。人民日報が報じた。

「シャンシャン」は、2011年に中国から日本へ渡ったオスの「リーリー」とメスの「シンシン」の間に生まれたメスの赤ちゃんパンダ。出生時147グラムだった体重は現在、12キロ以上にまで増えた。「シャンシャン」は笹の葉が大好きで、いつも木登りをして遊んでいる。

公開前に開催された「ジャイアントパンダ『シャンシャン』公開を祝う会」に参加した小池百合子東京都知事は、「来年は戌年ですが、私はパンダ年だと言っております」とユーモラスに語った。また、在日本中国大使館友好交流処の汪婉・参事官は挨拶の中で、「来年は中日平和友好条約締結40周年。『シャンシャン』が中日両国をつなぐ、平和友好の使者として、両国の国民の友好感情をこれからも向上させてくれることを願っている」と語った。

1972年10月、中日国交正常化を記念して、中国人の温かい思いが込められた、北京動物園のパンダ「カンカン」と「ランラン」が東京上野動物園に贈られた。そして、日本ではすぐに空前の「パンダブーム」が巻き起こった。

当時、共同通信の記者になったばかりだった浅野健一さんは、「カンカン」と「ランラン」が空港に到着すると同時に報道を始め、1年8ヶ月も報道を続けた。今はすでに定年退職した浅野さんは、「今日上野動物園に来て、当時のことを思い出した。日中友好使者である『シャンシャン』がすくすくと成長してくれることを願っている。また、日本政府が中国人の友好感情を銘記し、両国国交正常化の初志を思い出し、中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識に基づいて、歴史を鏡とし、未来に向かう精神を抱き、両国関係を引き続き改善させることを願っている」と語った。

中国は80年と82年にも、メスのパンダ「ホァンホァン」とオスのパンダ「フェイフェイ」を日本に贈り、86年6月に、人工授精によりメスのパンダ「トントン」が2頭の間に生まれた。その時も、日本では「パンダブーム」が巻き起こった。「トントン」は日本で育った初めてのパンダだった。88年6月、「フェイフェイ」と「ホァンホァン」の間にはオスのパンダ「ユウユウ」が生まれた。

そして、それから約30年後の今年、「シャンシャン」が誕生し、日本で再び「パンダブーム」が巻き起こっている。6月12日に誕生すると、「シャンシャン」は日本の各メディアのトップニュースに何度も登場した。9月25日、32万件以上の応募から、「シャンシャン」と命名された。

早朝7時ごろ、上野動物園の入り口にはすでに長蛇の列ができていた。筆者もそこに並び、「シャンシャン」を見ることができたのは午前11時だった。横にいた日本の記者は、写真を撮りながら、「シャンシャンは本当にかわいい。『シャンシャン』ほど注目されていることは最近ない」と興奮気味に話していた。

多くの日本人は、一日も早く「シャンシャン」の姿を一目見たいと願っている。「シャンシャン」の体調を考慮して、上野動物園は今月19日から来年1月末までは、毎日2時間半だけ一般公開し、抽選で選ばれた400組の来園客だけが見られるようにしている。抽選結果が発表されている今月19-28日の当選確率は約1%で、祝日の23日に限っては倍率が144倍になった。また、「シャンシャン」を見ることができる時間は、1組当たり2分以下という。その他、一人でも多くの人に「シャンシャン」を見てもらおうと、上野動物園は19日からライブ映像をネット上で配信している。

かわいい「シャンシャン」は、日本に莫大な経済効果をもたらしている。関西大学の宮本勝浩名誉教授の統計によると、「シャンシャン」が東京にもたらす経済効果は267億円に達するという。上野動物園の最寄り駅である上野駅は「パンダ一色」の駅と化しており、駅構内の壁にはパンダのポスターがたくさん貼られている。また、各ショップではパンダ関連の商品が大人気となり、パンダ関連の各種食品、飲み物も人気だ。パンダ関連の土産品を取り扱うある店の店員は取材に対して「『シャンシャン』が生まれて以降、うちの商売は繁盛している。本当に『シャンシャン』のおかげ」と満面の笑みで話した。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年12月19日 

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