中日平和友好条約締結40周年を迎える今年は、中日関係にとって歴史的な意義を持つ一年だ。5月8日から11日にかけて、安倍晋三首相の招きに応じて、李克強国務院総理は日本に赴き、第7回中日韓サミットに出席するとともに、日本を公式訪問した。これは中国総理の8年ぶりの公式訪日だった。訪日期間中、李総理は天皇と会見し、安倍首相と会談を行い、中日平和友好条約締結40周年記念式典に出席し、日本各界の人々と接し、北海道にも足を運んだ。両国政府はまた経済貿易、民生、安全保障など多分野にわたる二国間協力文書にも調印した。これらは中日関係の改善傾向がより強化され、両国関係が正常な軌道に沿って再出航することに向けて重要な役割を果たす。
国際情勢が大きく変化し、一国主義と保守主義が多国間貿易体系と世界経済成長の脅威になっている現在、世界2位と3位の経済国として、中日の関係の動向と傾向は非常に注目されている。李総理の訪日の成果は中日の外交関係、経済貿易関係、国際協力、安全保障、文化交流、民間往来などの面でいかなる変化をもたらすのか。中日の有識者がそれぞれの角度から見解を述べた。