Special report アジア文明対話大会 文化交流で心を一つに

2019-06-06 09:44:34

 

アジア文明対話大会が5月15日に北京で開幕した。「アジア文明の交流・相互参考と運命共同体」をテーマとしたこの大会は、開幕式、分科会、アジア文化フェスティバル、アジア文明週間といった四つの部分からなり、110以上のイベントが行われた。アジアの47カ国およびアジア以外の約50カ国から、2000人余りの代表者が参加した。

Report 仲代達矢氏が北京で交流会 生涯テーマは「戦争と平和」

日本の著名な俳優、仲代達矢氏(86)がこのほど、中国戯劇家(劇作家)協会の招きで、日中文化交流協会代表団に同行して、北京、上海を訪問し、一連の芸術交流イベントに参加した。3月21日午後には、北京中国電影(映画)資料館で代表作『切腹』が上映された。その後、同氏は中国戯劇家協会主席の濮存昕氏、映画監督の陸川氏、本誌の王衆一総編集長と共に、会場の観衆を交えて、「俳優人生――仲代達矢との対話」と銘打った交流会に臨んだ。

Report 百年の名声留める梅蘭芳 ~日本を席巻した1919年初公演~

京劇は中国文化の精華として、今では多くの海外公演が行われ、世界中にファンがいる。その海外公演の先駆けとなったのは、不世出の京劇役者として知られる梅

蘭芳(1894~1961年)による1919年5月の日本公演だ。当時、梅蘭芳はまだ25歳だったが、その深い芸術性と絢爛{けんらん}とした東洋の美は日本の観衆に大きな感動を呼び、京劇の一大ブームを巻き起こした。また、五四運動という歴史の激流と重なり、中日両国民の感情が日増しに冷え込む中、この公演はつかの間の温もりをもたらした。

関連文章