習近平国家主席がAPEC首脳会議・ASEAN関連首脳会議に出席

2020-02-21 12:26:19

 

習近平国家主席は10日、ベトナムダナンで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席した。

同会議では、「新エネルギーを協力して発掘し、全面的につながり一体化したアジア太平洋を構築する」という議題をめぐって、意見が交換されたほか、APECASEANの協力についても協議した。

会議で、習主席は、「APECはアジア太平洋地域において、最も影響力ある経済協力プラットフォーム。一方のASEANはアジアで最も活力あり、ポテンシャルがある地域一体化組織。この2つの協力理念は相通じ、話し合って、一致して、臨機応変に実務に励み、各国にとって快適であることを考慮するという原則を順守しており、双方とも、協力、マッチングを展開しており、前途明るい」と語った。

また、APECASEANが協力するために以下の提案を行った。

共に地域経済の一体化を推進する。アジア太平洋開放型経済のために力を合わせて取り組み、平等に話し合い、共に参加し、多くの人が益を受ける地域協力の枠組み構築を推進し、共にアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築を促進しなければならない。中国は東アジア地域の包括的経済連携(RCEP)交渉においてASEANが中心的役割を果たすことを堅く支持する。そして、ASEAN加盟国と共に交渉が少しでも早くまとまるように推進する。

共にコネクティビティ構築を推進する。APECASEANをダブルエンジンにし、インフラ建設や政策規制、人員の往来などの分野で、一層有力な対策を講じ、一層広い範囲、深い層に及ぶコネクティビティネットワークを構築しなければならない。

共に包容的で、持続可能な発展を推進する。自国の発展戦略と国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を効果的にマッチングさせ、経済、社会、環境が協調して並行して進む持続可能な発展の道を模索し、貧困減少、気候の変化への対応、女性などの分野における協力を強化し、発展途上の加盟国が能力を向上できるよう助け、発展の差を縮めなければならない。

その他、習主席は、「中国は、ASEANとの友好的な協力を発展させることを堅持し、ASEAN共同体の建設、ASEANの地域協力における中心的地位を堅く支持する。また、『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブを、ASEANの発展戦略と深くマッチングさせ、さらにレベルの高い中国-ASEAN戦略パートナー関係、一層緊密な中国-ASEAN運命共同体を構築し、アジア太平洋地域の連動型発展と共同繁栄のために新エネルギーを注入する」と強調した。(編集KN

「人民網日本語版」20171111

 

関連文章