習近平総書記:「あなたの名前が自身の経歴を表しているかのようだ」

2020-02-21 12:25:00

 

 

 

習総書記は「梅花香自苦寒来」の言葉を用いて、都市に来て奮闘する出稼ぎ労働者の人生をたたえた

 

 

 

発言する米氏

 

37日午前、習近平総書記は第13期全人代第1回会議広東代表団の審議に参加した。全人代代表の米雪梅氏は広東数千万人の出稼ぎ労働者の一人として、自身が広東で働いた21年間のさまざまな経験を語った。

米氏は広東の某アパレル企業に所属する現場代表だ。1997年、彼女は出身地の甘粛省から広東省中山市にある縫製工場に働きに来た。それから21年間、彼女は警備員、工芸技術者、マーチャンダイザーを経て、今ではアパレル企業のカスタマーサービスディレクターとなり、「出稼ぎ労働者」から広東で安定した生活を送る「新広東人」となった。彼女は発言の中で自身の実体験をまとめ、各級政府が絶えず一層の力を注ぎ、日増しに増大する出稼ぎ労働者の子どもの教育の需要を満たし、後顧の憂いを解決してくれることを望んだ。

米氏の発言を真剣に聞いた習総書記はユーモアを込めて次のように述べた。「『梅花香自苦寒来(梅の花は寒さを経験したから美しく香る)』の言葉同様、あなたの名前は自身の経歴を表しているかのようだ」。さらにこうも述べた。米氏が話した出稼ぎ労働者の子どもの教育問題には普遍性がある。われわれは現在、都市化建設を推し進め、都市に来た出稼ぎ労働者が都市で安定した仕事と生活を得て、子どもが親と一緒に都市で暮らし、留守児童問題が解決されるようにあらゆる手段を講じている。同時に、農村に残る高齢者に農村振興戦略で安定した生活を送れるようにさせなければならない。

習総書記は次のように指摘した。家庭の道徳などは大切にすべきものであるが、都市化の過程において農民が都市へ行く大移動により影響を受けた。この影響は避けられないものだが、この過程で良識や人間性を消滅させることはできない。われわれが政策を制定する際は当事者の立場に立ち、都市に来る出稼ぎ労働者のために考えなければならない。人民大衆が何かの面で不幸せ、不愉快、不満足を感じれば、われわれはその面で努力しなければならない。

 

人民中国インターネット版 201838

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