好調な中国経済、世界に希望を抱かせる

2020-02-21 12:22:38

世界が保護主義の雲に覆われるなか、中国の開放の扉はますます大きく開かれている。中国は経済グローバル化を揺るぎなき姿勢で支持推進し、世界経済に重要な力を注ぎ込んでいる。

英国のグローバル化専門家、マーティンオルブロウ氏は、中国は40年の改革開放でグローバル化の受益者になったと述べた。また、中国が手にした経済の成果及び改革開放の実践は、グローバル化の発展に多大な貢献を成し遂げたと指摘した。

中国が自動車産業の外資出資比率の制限を緩和したことを受け、BMW30億ユーロの投資を行うことを宣言した。中国の金融業開放の着実な拡大を受け、アリアンツは中国初となる外資保険グループの営業許可証を取得した。

中国の昨年の実行ベース外資導入額は、過去最大の88561000万元にのぼった。

長年に渡りダボス会議に出席しているKPMGの楊潔氏は記者に、「各国が中国に注目している」と伝えた。中国の市場参入条件の持続的な緩和、ビジネス環境の改善により、グローバル企業による対中投資拡大、中国事業拡大の流れが非常に顕著だという(特にハイエンド産業)。中国市場における戦略は、これらの企業の成長にとってますます重要になっている。

世界経済の長期的な発展の動力は、革新によって得られている。ダボス会議は4年連続で新たな産業革命を中心的な議題の一つにしている。ダボス会議創設者のシュワブ氏は、革新は新たな産業革命の中核を担うと判断した。

中国は革新駆動型発展の道を歩んでいる。中国の革新の成果は世界に影響を与え続けており、中国の革新の活力は世界に度々サプライズをもたらしている。

中国はグローバルイノベーションインデックス(GII)で順位を急速に上げ、昨年は17位に浮上した。世界知的所有権機関(WIPO)は、政府の革新重視の政策により、中国は経済モデルチェンジを実現しつつあると指摘した。

IHSマークイットのチーフエコノミストのナリマンベーラベシュ氏は、世界経済の成長源はハイテク分野、特にデジタル化にあり、世界の製造業とサービス業に重要な変革をもたらすという観点を示した。

「これらのハイテク分野で、私は競争力のある多くの中国企業を目にしている。彼らは積極的に国際競争に参加している」

消費の中国経済成長への寄与度は昨年76.2%に達した。経済成長のメイン動力としての消費の地位がさらに固められた。中国の消費アップグレードの勢いは弱まることを知らず、高品質商品が中国の多くの家庭に進出し始めている。中国経済のモデルチェンジとアップグレードをけん引し、世界経済成長に対する刺激を形成している。

22日に開かれた「世界の金融リスクを振り返って」をテーマとするシンポジウムにおいて、出席者は次のような見解を示した。中国市場の開放拡大は中国企業の競争力を高め、中国の消費を促進する。これは未来の世界的な成長の動力になる可能性がある。

楊氏は、多くの海外企業は中国の中所得層の拡大を目にしており、中国人消費者の需要をよりよく満たすため自ら方針の調整を始めていると指摘した。

消費アップグレードは中国の輸入の需要を拡大し、さらに多くの中国人の海外進出を促し、海外の消費を直接刺激している。

雪の町で、人々は中国経済の新たな見所に大きな期待を寄せている。ベーラベシュ氏は「世界経済の成長は減速したが、中国の貢献は依然として重要な地位を占めている」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019124

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