煙台市政府が主催する2019年中国・煙台国内外エリート起業大会の記者発表会が先日、北京の梅地亜中心(メディアセンター)で行われた。

この大会は、世界的に参加人材を募り、大陸部と香港・澳門(マカオ)・台湾・海外という2つの部門を設け、起業プロジェクト類と起業企業類という2種に分けて参加登録を行い、煙台市が重点的に発展させている現代海洋、装備製造、電子情報、ハイエンド化学工業、医療健康産業、高効率農業、文化観光、現代物流という八大産業をめぐって競い合うもので、決勝戦は8月下旬に煙台で行われる。

　大陸部部門の参加登録は即日～7月31日で、参加希望者は煙台ハイクラス人材起業プロジェクトインターネット募集管理サイト(http://chuangye.ytrc.gov.cn)から参加プロジェクトと関係資料の登録・提出ができる。

　香港・マカオ・台湾・海外部門の競技日程は即日からスタートし、参加希望者は海創千人(煙台)科技服務有限公司のホームページ(http://www.haichuangyantai.com)にログインして、関係登録資料をダウンロードし、指定のメールアドレスに送る。組織委員会は専門家を組織し、参加プロジェクト(チーム)の分類・選出を行う。審査の初期状況に基づいて地区予選が組織され、6月下旬から7月上旬にかけて、ロンドンとミュンヘンで欧州地区予選が行われる予定だ。7月中旬、東京でアジア地区予選が行われる。同時期に北米地区の予選も行われる。7月下旬、選出された、あるいは各地区予選で選抜されたプロジェクト(チーム)は、完全で詳細なプロジェクト計画書を提出しなければならず、決勝戦に参加するプロジェクト(チーム)が最終的に確定する。

　大会では特賞2名以内、一等賞3～6名、二等賞10～16名、三等賞20～30名が設置され、受賞プロジェクトは登録・実施された後に最高20万元の奨励金と10～50万元の投下資本を得ることができ、条件に合致したプロジェクト責任者は、煙台市の100の重点プロジェクトをつくりあげ、100の重点企業を育成する「ダブル100計画」人材に選出され、そのランクに基いて300万元以内の起業支援金が与えられる。煙台での決勝に参加した人材の食費・宿泊費は無料で、交通費補助が提供される。