中国のビジネス環境はますます良好に

2020-02-21 12:21:48

 

中国は今年に入ってから、国際的で、法に基づく、利便性の高い一流のビジネス環境の整備を加速し、経済の質の高い発展に向け強固な基盤を築いている。

 ■優れたサービス、行政審査手続きの効率と利便性が一段と向上

◇審査手続きの「すぐに、ネット上で、近所で、一度に」実施する取組を全面的に推進、◇「インターネット+行政サービス」を徹底的に実施、◇企業の設立水道電力使用報告不動産登記などの手続きにかかる時間を50%以上圧縮、――など、行政サービスの質と効率が大幅に向上し、企業経営が一段と快適に行なえるようになった。

■減税と費用徴収の削減、発展の原動力が一段と力強さに満ちたものに

41日に、今年の減税と費用徴収の削減の柱となる増値税改革の深化が正式に実施され、年間での減税費用徴収削減規模は1兆元を上回る見通しで、企業の発展に向けた負担が一段と軽減される。

4月に増値税120万元以上が軽減され、年間では800万元以上が減免される見通しだ。個人所得税改革の実施後は、従業員の所得が増え、勤労意欲も旺盛になった」。山東浩信機械公司の丁培進総経理は、「減税を好機に、同社は今年、『インターネット+スマート化+グリーン鋳造』の構想実現に向けて動き出し、敷地面積400ムーの新工場建設を進めている」と語る。

削減するのは税と費用、安定させるのは見通し、増やすのは信頼感。一連の減税費用負担軽減措置により、全国の高額納税企業の信頼感指数は上昇に転じ、昨年第4四半期の121.16ポイントから今年第1四半期は125.23ポイントに上昇したことで、企業の投資意欲が高まり、企業の生産経営が改善に向かう見通しが明らかになった。

■参入基準の緩和、市場環境がより開放的で透明性の高いものに

契約した年に用地取得、操業開始へ。テスラは年初に上海市臨港産業区で、海外初となるギガファクトリー建設に正式着工し、中国の新エネ自動車分野で外資の出資比率規制が緩和されてから第1号の外資単独出資プロジェクトとなった。

より広範な分野で外資の市場参入を拡大、より強力に知財権保護の国際協力を強化、より大規模に商品とサービスの輸入を拡大、――開かれた門戸をより大きく開き、中国市場は世界で最も歓迎される投資先の1つになる。上半期に、中国は外資導入構造の改善を持続的に進め、ハイテク産業の実質外資利用額は前年同期比で44.3%増加し、その比率は28.8%に達した。

公平な競争は市場経済の基本原則だ。ここ3年で中国は公平な競争の審査制度を基本的に確立、今年2月末までに、全国で地方保護主義・指定取引・市場参入障壁に関する文書2万件以上を廃止または改訂し、市場の公平な競争を守り、良好な市場環境を整備した。

■法治を強化、経営の見通しをより安定的に改善へ

78位から46位へ上昇、ビジネス環境の改善幅が世界最大の経済国の1つとなった――世界銀行が「世界ビジネス環境ランキング」で中国に出した高い評価だ。「一流のビジネス環境が企業利益の増加や市場見通しの安定、企業輸出の奨励、海外投資の誘致などに寄与し、供給側の構造改革の要求に合致、市場主体の活力を喚起することで、中国経済発展の原動力が一段と力強くなった」と、上海財経大学公共政策とガバナンス研究院院長の胡怡建氏は指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019716

関連文章