中国の機械工業、景気が安定 今年上半期は営業収入10.53兆元

2020-02-21 12:21:40

 

中国機械工業聯合会によると、中国の機械工業で、201916月の営業収入は前年同期比1.29%増の105300億元だった。業界は全体的に安定し、主要指標が合理的な水準を保っている。

今年に入って日に日に複雑になる国内外の経営環境のもと、中国の機械工業は圧力を受けながらも前進し、内部構造の最適化が進んだ。

新旧の成長エネルギー転換が続き、新たな成長エネルギーが躍動している。新エネルギー自動車の生産販売台数が高い伸び率を保ち、上半期の生産台数は48.5%増の614千台、販売台数は49.6%増の617千台だった。また、発電設備製造業がここ2年にわたり調整期にあるなか、風力発電設備は生産量が18.45%増の伸びを保ち、業界の営業収入と利益総額の増加率がいずれも50%を超えた。

戦略性新興産業が持続的に力を発揮し、業界の安定的な発展を支えている。機械工業のうち戦略性新興産業の上半期の営業収入は3.48%増の77300億元で、伸び率が機械工業の平均を2.19ポイント上回り、全体の営業収入に占める割合が73.4%と、前年同期に比べ1.56ポイント上昇。戦略性新興産業は、機械工業の安定的発展を後押しする作用を強めた。

下半期は、国内市場の開拓や最終消費の拡大、製造業投資の安定、産業基盤と産業チェーンの水準向上を図る政策措置や減税費用引き下げ政策の実施に伴って、機械工業の経営環境が改善し、企業の活力が一層喚起される見通しだ。

中国機械工業聯合会は、今年通年の機械工業の景気が安定し、鉱工業生産の伸び率が6%前後に達する見込みで、営業収入、利益総額、輸出入額が適度な伸びを保つと予測している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019812

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