李克強総理「中国とカザフスタンの協力には大きな潜在力と将来性」

2022-11-30 16:53:57

李克強総理は29日午後、カザフスタンのスマイロフ首相とテレビ会議の形式で会談した。新華社が伝えた。

李総理は「中国とカザフスタンは友好的隣国であり、国交樹立後の30年間で両国関係は目覚ましい発展を遂げ、両国及び両国民に恩恵をもたらしてきた。中国はカザフスタンと上層部交流及び各レベルの意思疎通を緊密化し、発展戦略の連携を強化し、各分野で実務協力を深め、地域・国際問題で調整と協力を強化し、両国関係を新たな段階へとたゆまず押し上げ、地域の平和・安定・発展をより良く維持することを望んでいる」と表明。

「中国とカザフスタンの協力にはしっかりとした基盤、強みによる顕著な相互補完、大きな潜在力と将来性がある。双方が政府間経済貿易協力計画をしっかりと実行に移し、新たな投資保護協定と生産能力・投資協力計画の調印を加速し、相互接続の水準を高め、通関地の貨物通過量を増やし、二国間貿易の水準を高め続けることを希望する。エネルギー協力は両国の実務協力を安定させる『バラスト』だ。カザフスタン側が契約の規定に従い対中ガス供給の安定性を確保するとともに、冬季のガス供給量を可能な限り増やすことを希望する。中国はカザフスタン産の良質なグリーン農畜産物の輸入を拡大していきたい。双方は金融や越境ECなどの分野で新たな協力の成長源を掘り起こすことができる。人的・文化的交流を強化し、民心の通じ合いを増進し、査証(ビザ)相互免除交渉を引き続き進め、両国間の人的往来を一層円滑にすることができる」とした。

スマイロフ首相は「カザフスタンは対中関係を非常に重視しており、国交樹立30周年を契機に、中国側と政治的相互信頼を深め、政府間経済貿易協力計画をしっかりと実行に移し、経済・貿易、生産能力、エネルギー、農業、相互接続、人的・文化的分野などで交流と協力を強化し、人的往来を増やし、カザフスタンと中国の永続的な包括的・戦略的パートナーシップのたゆまぬ発展を推進することを望んでいる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年11月30日

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