新たな質の生産力の発展で 山西省晋城は中国式現代化の新章を切り開く

2024-05-07 10:57:00

23333000万元、成長率7%。これは山西省晋城市が2023年に収めた経済的成果だ。近年、晋城市の域内総生産の伸び率は3年連続で山西省のトップの成績を誇っている。エネルギーが盛んになれば経済が盛んになるように、エネルギービッグシティである晋城市は新たな質の生産力を発展させる上で大きな可能性を秘めている。 

より実践的かつ深く進む 

晋城市は新たな質の生産力を発展させる中で、従来型産業の合理化とアップグレードを速め、デジタル化によって石炭、石炭化学工業、製鉄鋳造、電力などの従来型産業を活発化させ、オプトメカトロニクス、炭層メタン、ヘルスツーリズム、現代サービス業、デジタル経済という五つの戦略的新興産業のクラスター化と大規模化の成長を加速している。 

晋城市発展改革委員会の常瑞琪副主任は次のように説明する。「同市はオプトメカトロニクスを戦略的新興産業の専攻的方向性に据え、同市のオプトメカトロニクス産業研究院を新型研究開発機関として重点的に育成しており、中でも現在構築中の第4世代SiC半導体の全構成材料の研究開発生産プラットフォームが中国の空白を補うでしょう」。それとともに、晋城経済技術開発区ではオプトメカトロニクス産業集積地づくりに力を入れていて、生産額を「5年で1000億元」と定め、オプトメカトロニクス産業集積地の発展を推し進めている。現在、オプトメカトロニクス産業は晋城市の現代製造業の質的向上とアップグレードをリードし、GDPを上昇させる「主力」産業になっている。 

2023年の晋城市の石炭産出量は14700トン、先進生産能力に占める割合は91%に達した。中国初の薄炭層メタン大規模開発プロジェクトを打ち立て、炭層ガス採掘量が53億7000万立方メートルに達し、炭層メタン生産量および増加量は省トップで、ガス使用量と使用率も省トップに居続けている。「実験室は炭層ガスの安全かつ効率的な採取と、スマートパイプライン技術の養成に寄与し、中国の石炭業界の『ダブルカーボン』目標の早期達成を後押ししています」。石炭炭層ガス同時採取国家重点実験室の炭層ガススマート集合輸送利用研究センターの李超主任は説明した。 

人材の基礎を打ち固める 

晋城市は次世代科学技術イノベーションと産業変革が深く進んでおり、質の高い発展を推し進めるために人材を急募している。晋城市委員会組織部高度人材プロジェクト業務センターの張紅斐主任によると、2023年に同市は博士および準研究員以上人材を541人誘致し、人材誘致プロジェクトなどで人材誘致の政策的枠組みの有効性を引き続き推し進めた。 

同市は科学技術の発展という新たな趨勢に乗り、重点実験室、技術革新センターなど281の多種多様なプラットフォームを設立した。企業サービスプラットフォームをつくり、プラットフォームに在籍する1000人余りの技術専門家と80人余りの博士が、1000社近い企業に的確なサービスを提供し、各種の技術的難題400件余りを解決し、より多くのイノベーション人材が早急に新たな質の生産力を牽引し、推し進め、見届けるよう促進している。 

晋城市は都市の規模、発展レベル、交通利便性、サイフォン現象などの影響を受けて、人材誘致や人材集中の効果がまだ十分に出ておらず、人材が質の高い発展を推し進め、全方位型モデルチェンジを深化する柱となるにはまだ力不足です。これから私たちは新時代の人材先進都市戦略を踏み込んで実施し、人材の誘致、成長、サービスなどの段階で人材に関する業務のボトルネックを解消し、人材の革新力によって新たな質の生産力の発展への奉仕を推し進めます」と張主任は語った。 

人民中国インターネット版

 

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