10月号のおすすめ
新写稿
2017年10月5日発行
定価400円(本体370円)
 
特集 第18回党大会から5年 成果と課題を現地ルポ
[はじめに] GDP貢献度が世界1に
[廈門編] 「一帯一路」貿易を生かせ
[安徽編] 自己管理で快適な暮らし
自動翻訳機に期待高まる
匠の精神を伝承し伝統に
観光で生まれ変わる古村
[青海編] 貧困からの脱却に新戦略
[嘉峪関編] 観光資源に現代的パワー
義務教育率は99・7%に
中国共産党第18回全国代表大会(党大会、18大)以降、中国は改革を全面的に深化させる時代を切り開いた。5年間で習近平総書記をはじめとする中国共産党は全国の人民を率いて意志を固めながら前進し、内政と外交において目を見張る一連の業績を上げ、「中国の夢」に向かって着実なにまい進している。
今年10月に中国共産党は第19回全国代表大会を開く。それに先立ち、弊誌記者は廈門(アモイ)、安徽省、青海省の西寧市、甘粛省の{かよくかん}嘉峪関などへ飛び、中国の東南沿海部から西北内陸部にかけて港、工場、農村、コミュニティー、学校や一般家庭にまで取材を行った。今月号の特集では記者たちが見聞きした経済建設、人々の生活の改善、科学技術の進歩、環境保護、的確な貧困救済(1)などさまざまな分野における状況を記載し、読者の皆さまに中国の「いま」を届ける。
Special report
廈門でBRICS首脳会議 第2の「黄金の10年」開幕
中国とロシア、インド、南アフリカ、ブラジルの指導者らが集まる第9回新興5カ国(BRICS)首脳会議が9月3~5日、福建省{アモイ}廈門市で開かれた。BRICSは中国で「金塊国家」と呼ばれる。世界経済の回復に依然として力強さが欠け、反グローバル化の思想傾向が広がり、地政学の要素が複雑に絡み合う中で、この「金塊」は光を放ち続けられるのか? BRICS5カ国協力の未来はどこへ向かうべきなのか? 今回の会議は解答を示した。
美しい中国 青海(上)
澄んだ黄河が流れる秘境 伝説と信仰息づく青海湖
中国西部に神秘的で広大な土地がある。「世界の屋根」「地球の第三極」といわれる青海チベット高原だ。青海省は青海チベット高原の北東部に位置し、中国の領土内で最大の内陸塩湖である青海湖から名前が付けられた。標高は平均3000㍍以上。氷河・雪山、縦横に流れる河川、連なる草原があり、雄大さと秀麗さを兼ね備えている。また青海は古来、多民族が平和共存する舞台でもあり、そこには神秘的で多彩な高原民族の生活がある。
 今月号の「美しい中国」では、青海省を訪れる。青海湖周辺では雄壮で美しい湖の景色を楽しみ、日月山では遠くチベットに嫁いだ文成公主の物語に思いをはせ、漢族とチベット族の融合の歴史を振り返り、貴徳では澄んだ黄河の流れを探し、不思議な丹霞地形を眺め、神秘的なチベット族の村に行き、彼らの純朴な風情を感じる。
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