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『南都週刊』中南海での授業

『南都週刊』2013年8月26日

中南海での授業

聞き上手な江沢民氏、質問好きな胡錦濤氏、自らクラスの主宰を務める習近平氏。これら中国の政治界で活躍する最高権力者はみな北京の中南海にある懐仁堂の学生だった。彼らの教師といえば、中国の各分野において最も優れた専門家と学者たちだ。統計によると、教鞭を執る教師の80%以上が海外留学経験や長期にわたって海外で客員学者を務めた経験などを有している。国家指導者の教師になるための採用条件はまず学術的な成果だが、政治的な教養も不可欠な要素だという。  

2002年12月に開かれた第1回目の授業から現在に至るまでの11年間、およそ150人の専門家や学者が相次いで、毎月1回ぐらいのペースで教鞭を執った。去年11月に中国共産党中央指導部が新たに選出されて以来、習近平党総書記はすでに中共中央政治局の集団学習を8回も主宰した。毎回のテーマはそれぞれ異なり、例を挙げるならば「18大」精神、改革開放、平和的な発展の道、腐敗の取り締まりとクリーンな政治の提唱および法治国家のすすめなどが含まれる。このような決まった形式による集団学習は、党中央が方策を諮問し、共通認識を凝集させる経路となった。

 

人民中国インターネット版 2013年9月

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