『瞭望東方週刊』今年度最大の軍事演習における改革への期待

2014年8月7日
「戦争によって軍隊を強くする」という米国の軍事方針とは異なり、平和的発展を目指す中国の軍隊は、訓練を通じて戦力を維持し、向上させなければならない。中国共産党第18回全国代表大会以来、最大規模の軍事活動として、今回の訓練は2カ月間にわたって実施される予定だ。そして、実戦化が軍事訓練の改革における唯一のキーワードとされている。
実戦化を特に強調する理由は、陸軍の作戦能力を深く調べ上げて、「首戦用我(初戦に是非使ってほしい)」という気概を示す優秀な部隊を発見することや陸軍の全体的な実力を総合的に判断し、評価すること。そして軍隊の編制、メカニズムの調整および改革に参考となる情報や検証の結果を提供すること。つまり実戦化の経験を生かした改革案を制定し、その後実戦化に基いた訓練によって改革案を検証することだ。その他、幹部の登用と昇進の基準を確立し、今後の業績評価の指標や方法として活用するという。
人民中国インターネット版 2014年9月11日