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現代版『赤いバラ、白いバラ』

 

 
 

『赤いバラ、白いバラ』は作家・張愛玲が1944年に発表した小説。中国の著名な演劇監督・田沁鑫氏のリメークにより舞台化が実現。背景を大胆に現代社会へと移し、登場人物の性別も入れ替え、モダンな都市をめぐってストーリーが展開されていく。劇中の「赤いバラ」と「白いバラ」は、今風の青年たちに変わっており、「リストラ」「ローン」「不倫」などにさんざん悩まされる姿を描いている。舞台では、「80後(1980年代生まれ)」世代特有の若者言葉が使われ、またラップの歌唱など軽快なノリが表現されながらも、人々の注目を集める社会問題や鋭い視点が反映されているところは、張愛玲が描いた原作と少しも変わっていない。

 

上演日時:2014年9月18日~28日

上演場所:中国国家大劇院小劇場(北京市西城区西長安街2号)

入場料金:160/220/280元

 

人民中国インターネット版  2014年9月

 

 

 

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