『中国新聞週刊』 最良の早期教育は思いやりと遊び

2016年12月5日
早期教育産業は都市の中間層の家庭で近年、急激に増加した副産物だ。二人っ子政策の実施により、中国は新たなベビーブームを迎えることになる。「子どもの潜在能力の開発」という理念をうたった一連の早期教育サービスが機運に乗じて出現している。これらのもっともらしい早期教育理論は早期教育業界にあふれかえっており、若い保護者たちをさらに焦らせている。
今号では中国科学院心理研究所研究員の張梅玲氏(80)にインタビューし、子どもたちにどのように早期教育を行うべきかなど、若い保護者が注目する一連の問題を検討している。退職前、張氏は中国科学院心理研究所で数学に関する児童の認知発達を46年にわたり研究していた。現在、張氏は保護者たちに、テストや勉強に注力するだけでなく、子どもにもっと成長の空間を与えてほしいと自らの力で訴えている。「もし最良の早期教育はどこで受けられるのかと聞かれたら、温かい家庭、笑顔の両親が子どもにとって最良の先生だと答えます」と張氏は述べている。
人民中国インターネット版 2017年1月