松花石硯（松花石で作られたすずり）は明代末から始まり、清代から盛んになる。世に認められてからというもの、皇室に愛され続け、清の歴代皇帝から高い評価を得た。90年代末、松花石硯は「中国現代名硯ベストテン」の一つとして国から認証された。松花石硯はその突飛かつ高貴な境遇から世間の注目を集めるようになった。

　通化市の観光業の発展に伴い、多くの観光客のニーズに答えるため、「観光硯」、「随行硯」などの観光グッズシリーズも開発された。通化市は松花石硯の発祥地であり、名声を博し、発展した場所として名実ともに「松花石硯の故郷」である。

　通化ワイン株式会社は1937年に設立し、70年余りの歴史を有する。

　通化ワインは1949年9月30日に開かれた、中国人民政治協商会議第1期全国委員会第１回全体会議で使用された唯一のパーティー用ワインであり、1949年10月1日に行われた開国大典の宴会で使用された唯一のワインでもある。通化ワインは「赤い国酒」として称賛されている。