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環境保護部(省)副部長 中国“十二五”省エネおよびCO2削減計画

 

環境保護部(省)副部長 中国“十二五”省エネおよびCO2削減計画

文=劉玉晨

現在、国際社会が注目する気候問題は、主に、人類の活動により放出されるCO2などの気体が引き起こす温暖化を主とする気候の変化である。工業革命以来、人類による大量の石油消費、熱帯森林の伐採、化学工業製品の生産などにより大量の温室化ガスが放出され、全地球の気候の変化の主要な原因となっている。2009年12月、コペンハーゲンでは国連気候変動会議が開催され、全世界に向け、省エネルギーおよびCO2削減が提唱された。

中国は“十一五”(第11期五カ年計画の略称、2006年~2010年)の実施以来、法律、経済、技術および行政手段を用い、省エネルギーおよびCO2削減を絶え間なく推進している。2009年には、全国化学酸素需要量、二酸化硫黄総排出量はそれぞれ、1277万5000トンおよび、2214万4000トンであり、2005年にくらべ9.66%、13.14%減少している。

今年は、“十一五”目標の最後の一年にあたる。同時に、今年は“十二五”(第12期五カ年計画の略称、2011年~2015年)の計画期にあたり、環境保護計画に関して重要な1年である。これに対し、環境保護部・張力軍副部長は、全国人民代表大会第4回記者会見上で、“十二五”の汚染CO2削減については、主に4つの方面で措置がとられると紹介した。第一には、汚染CO2削減の指標領域において、さらなる延長と発展である。主に第一次汚染源の全面的調査の成果に基づき、主要汚染物総量コントロール指標の種類を増加させるべきである。また同時に、そのなかに農業汚染を含める。

第二にCO2削減の具体的措置において、構造的CO2削減にさらに尽力する。それは、環境保護、および汚染CO2削減によって産業構造の調整と経済発展モデルの転換を促進することである。

第三に政策措置上、さらに市場システムと長期的に有効なシステムをさらに強化し、改善する。

第四に、さらにCO2削減の責任制、責任を糾す制度をさらに堅持、強化することである。

 

人民中国インターネット版 2010年3月12日

 

 

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