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中山公園に咲く「孫文蓮」と中日友好の物語

 

辛亥革命百周年の今年、中国中山公園友好会の第9回年次例会が青島で行われた。「中山公園」は世界で最も数多く同名のものが存在する公園で、1901年に造営された青島の中山公園は、その中でも最も長い歴史を持つ。また、ここには独特の「孫文蓮」があることでも知られる。

世界で最も多い同名公園として、中山公園は現在、中国大陸に67カ所、台湾地区に17カ所、香港地区に2カ所、澳門(マカオ)地区に1カ所など、建設中のものも含めると93カ所を数える。その中でも、青島中山公園は最も早く1901年の造営された、青島最大の総合公園だ。同公園はかつて「旭公園」「第一公園」などと呼ばれたが、孫文を記念して1929年に中山公園と改名された。

今回の例会では、青島中山公園の責任者が、同公園独自の孫文蓮の株を全国の人々にその美しい姿を観賞してもらいたいと、出席者にプレゼントした。

孫文は花を愛でるのが好きだったといわれている。彼は革命のために何度も日本に赴いたが、そこで田中隆という友人から大きな支持を得た。1918年に日本に滞在した際、孫文は田中氏の革命への協力に感謝して、直筆の「至誠感神」の書とともに、君子の交わりを象徴する4個の蓮の種を贈った。1930年に、息子の隆敏氏がその種を古代蓮研究の権威である大賀一郎博士に預けたところ、博士は苦心して育て蓮を開花させた。大賀博士はこの蓮と、鑑真和上が渡日の際に揚州から持参し唐招提寺に植えた「唐招提寺蓮」を交雑させて新しい蓮を育て、それに「孫文蓮」という名をつけた。

1995年5月3日、下関市と青島市が友好都市締結15周年の際、下関日中友好協会の田中満男氏が孫文蓮を青島市に寄贈し、自ら中山公園に植えた。こうして、孫文蓮は青島中山公園に根を下ろし、中日友好の歴史の中に咲かせた美しい花で人々を癒している。(崔武)

 

人民中国インターネット版 2011年10月19日

 

 
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