甘粛代表団の朱紀代表がこのたび携えてきた議案は、クリーンエネルギーの合理的利用に関するものである。「今年１月以降、全国の多くの都市が頻繁にスモッグに見舞われ、大気汚染極めて深刻になっています。昨年末に開かれた『十八大』では『美しい中国』の建設が明確に打ち出されましたが、このスモッグはこの願望の実現の大きな障害となるに違いありません。大気汚染の原因はたくさんありますが、その中で主な原因はわが国のエネルギー構造の不合理で、石炭発電が占める割合が大きすぎ、そのためにクリーンエネルギーの開発と利用を進めることが必須の課題となります。『十八大報告』ではエコ文明建設が上位に掲げられていますので、これはクリーンエネルギーの発展にまたとないチャンスとなります。私は国が相応の政策を出し、クリーンエネルギーの開発と利用を奨励してほしいと願っています」　

｢中国の夢｣について、朱代表は記者に次のように語った。「中国の夢の実現には一人ひとりの努力が必要で、それぞれの小さな夢を集めれば大きな夢を実現することができます。私の夢といえば、チームと共に、着実に仕事をすることから始め、一歩いっぽ国際競争力のある企業にしてゆきたいと思います。われわれは今後の発展の長期目標を立て、世界の先進的な経験を基準として、科学的な管理方法を定めて、内的力量を蓄え、本当の力と強さを持ちたいと思っており、私はこのことに対してとても自信があります」