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オリンピックとともに河北省観光を楽しむ

 

「千の蓮と万の葦」

北京—白洋淀(2日~4日)の旅

白洋淀の緑の葦とピンク色のハスの花 河北省保定市にある清代直隷総督府旧跡 野三坡自然風景区


北京から車で南へ1時間、約140キロのところに、「華北の真珠」と呼ばれる白洋淀(淀は浅い湖を指す)がある。水と空が渾然として一体をなし、四季がそれぞれのあでやかさを競う。春にはもえぎ色の葦が伸び始め、湖に緑があふれる。夏には日に照り映える蓮の花が咲き、赤に染まる。秋には葦の花の綿毛が舞い飛び、刈り入れが始まる。冬には湖に玉のごとく堅い氷が張り、どこまでも果てしなく広がる。水路が縦横に走り、湿原、浅瀬、蓮池、村落が碁石のように分布する地形は中国でここだけである。地元の漁民の家に宿泊し、魚をとったり、網を作ったり、むしろを編んだり、川に灯籠を流したりといった本格的な水郷生活を体験することができる。世界遺産に登録されている清の西陵、整った保存状態の清代直隷総督府(役所)旧跡(河北省保定市)、世界地質公園と呼ばれる野三坡自然景勝地(河北省の涞水県内)、三国文化の発祥地・涿州市三義宮などの名所にも気軽に足を延ばせる距離である。

長城のすばらしさをすべて収める河北省

万里の長城へ徒歩・自転車の旅

西柏坡記念館(写真・劉世昭)


東は河北省山海関から西は甘粛省嘉峪関まで、万里の長城は総延長約6700キロに及び、中国観光のシンボルと見なされている。河北省の省境に位置する長城には、とりわけ独特の風格がある。

北京から京承高速道路で100キロのところに、万里の長城のもっとも見事な部分といわれる金山嶺長城がある。この金山嶺長城から東へ進むと、司馬台長城、黄崖関八卦陣長城、潘家口水下長城、水門(洪水時に排水口として用いられ、放水して敵を阻む機能もある)が保存された唯一の長城・青山関長城、大理石で築かれた白洋峪長城、谷川に横たわる九門口長城、山の崖にかかっている角山長城、天下第一関の山海関長城及び万里の長城の東起点・「老竜頭」と続いている。いずれも探検、考古、サマーキャンプ、サイクリング、マラソンなどに最適である。

革命の情熱を体験する石家荘とその近郊

(2日~4日)の旅

北京西駅から列車で南へ2時間で、河北省の省都・石家荘市に到着する。石家荘市は中国の優良観光都市で、近郊に数々の名所が分布している。例えば、隋代に建てられた趙州橋、秦代の秦皇古道、隋代の興隆寺、後漢末年に築かれた柏林禅寺及び古代の壁画で有名な毘盧寺などである。中でも足を運ぶ価値があるといえば、平山県の西柏坡旧跡であろう。1947年から49年まで、中国共産党中央が解放戦争期における最後の総司令部をここに置き、遼瀋戦役、淮海戦役、平津戦役という三大戦役を指揮した。(王恵麗=文 河北省観光局=写真提供)0808

 

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人民中国インターネット版 2008年8月31日

 

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