ネット恋愛
中国の若者に対する恋愛意識の調査を2008年から2009年にかけて3万人を対象に行ったところ、ネット恋愛の経験者はユーザーの約43%に達することが分かりました。ネット恋愛というのは、インターネットのサイトなどを通じて交際をしている男女のことで、中国では5年ほど前からインターネットの普及に合わせるように盛んになってきています。中でも16歳から24歳にかけての若者には人気です。しかし、ネット恋愛経験者のうち81%はうまくいかないという結果も出ています。
最近は「ネット同棲」という言葉もよく耳にします。これはインターネットのサイトを使ってバーチャルの家をレンタルし、ネット恋愛中の彼と彼女がいっしょにそこで生活をするというものです。2004年からこのサイトを立ち上げてサービスを開始している企業には既に35万人以上が登録をし、そのうちの1/3が今も同棲生活を続けています。
ただ、このようなバーチャル社会に依存する若者は中国で「隠とん生活」といわれる、就職や進学に悩んでいる人が多いようで、「二重人格」などの精神的な病気にもかかりやすいので、気をつける必要はありそうです。
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人民中国インターネット版 2010年1月13日