“守株待兔”
宗の国の時代のお話です。一人の農夫が畑を耕していました。ある日、一匹の兎が畑に飛び込んできて、畑の切り株にぶつかって首の骨を折って死んでしまいました。それを見ていた農夫はもう一度同じことが起こらないかと思い、次の日から畑仕事を止めて切り株を見張り始めました。しかし、いくら待っても2度と兎が切り株にぶつかることはありません。そのうちこの農夫の評判は国中に届き、みんなの笑いものになったということです。
『韓非子』の中に登場するお話です。ここから“守株待兔shǒu zhū dài tù”は「自分で努力しないでうまい収穫にありつこうとすること」を意味するようになりました。
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人民中国インターネット版 2010年2月5日