干支のお話―卯年
2011年の干支は「卯」、兎年ですね。日本でよく言われるのは兎はよく跳ねるので、景気も跳ねて上向くともいわれます。中国では“兔”と“免”(免れる)の漢字の作りが似ていることから、「平穏無事な年」といういい方もします。他にもウサギは月からの使者として古くから言い伝えがあります。月には昔から不老不死の薬があると言われていて、そこから「長寿の年」という言い伝えもあります。
1月に入って北京では、春節の前になると登場する干支の形を作った泥人形が出回ります。来年の干支のウサギを形作ったものもあれば、今年の干支の虎と兎を組み合わせた人形もあります。家の玄関などに飾って「去りゆく年を送り、新しい年をお迎えする」のだそうです。
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人民中国インターネット版 2010年2月14日