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中国青年代表団メディア分団訪日レポート⑥ 兵庫県庁訪問

文・写真=段非平

7月5日、中国青年代表団メディア関係者グループ一行は兵庫県庁を訪問し、同県の政治、経済、文化などの基本的な情況について理解を深め、県庁関係者との交流を行った。

兵庫県の金沢和夫副知事は歓迎のあいさつの中で、「今回の地震発生後には、中国政府の迅速な救援隊の派遣と貴重な救援物資の提供、兵庫県在住の華僑華人のみなさんによる被災地への巨額の義援金提供をいただきました。こうした温かな救いの手は被災者にとって大きな精神的原動力になりました。私は兵庫県庁を代表して中国政府の援助に心から感謝の意を表します。東日本大震災の影響で、日本への観光客数は減少しており、多くの友好交流が中止のやむなきに至っています。今回、中国メディア関係者のみなさんには自ら日本を体験していただき、日本の本当の情況を報道していただき、中国の友人のみなさんに日本の大部分の地区では通常の生活が営まれ、私たちの食品、商品、観光地が確かに安全だということを伝えていただけるよう希望します」と述べた。

歓迎のあいさつを述べる金沢和夫兵庫県副知事

中国青年代表団メディア関係者グループ一行は兵庫県関係者と交流を行った

また、今年は辛亥革命100周年に当たり、兵庫県でも講演会、特別展、映画鑑賞、記念の夕べなど一連の記念活動が開催される。孫文の波乱に富んだ生涯と辛亥革命の歴史、特に彼と日本、神戸との特殊なかかわりについて展示される予定だ。金沢副知事は、中国側メディアがこれらの活動を中国の友人のみなさんに紹介し、より多くの人がこれらの活動に参加していただけるようにと希望した。

日本は孫文の海外で行った革命活動の重要な根拠地だ。彼の革命活動は、日本で華僑・華人、留学生、日本の友人たちからの強力な支持を得た。孫文は神戸と深い縁で結ばれており、1895年から1924年の30年間に、孫文は9年間も日本に滞在し、神戸に出入りしただけでも18回を数える。1924年、孫文は神戸で「大アジア主義」講演を行い、日本に武力侵略的「覇道」を放棄し、中国と手を携えて世界平和を打ち立てるよう呼びかけ、日本の朝野に幅広い共鳴を引き起こした。

 

人民中国インターネット版 2011年7月7日

 

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