『壹読』 保定は「副都心」になれるか

2014年3月31日
3月26日、河北省は新たな計画案を発表し、それにより、保定――最近、「行政副都心」になるとうわさされるこの都市が、首都北京の一部の機能を引き受けるサービスエリアに位置づけられた。首都だけでなく、中国の各都市が競って奪い合う名称にはさらに直轄市、省都、副省級都市、沿海開放都市などがある。これらの名称の背後には、優遇政策や財政支援など各種の利益が付き従っていることを考えると、これらの名称に対する各都市の情熱と執着も理解できるだろう。 実は新中国成立後、保定市は2度河北省の省都となり、2度とも「放棄」された。省都にならないということは、その省と中央からの利益を受けられないどころか、高速鉄道さえもわずかな停車時間すら割かれないことを意味する。
人民中国インターネット版 2014年4月