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程永華委員:中日関係が安定的に改善に向かうことが重要

 

 全国政協委員、駐日中国大使の程永華氏

王朝陽=文 王焱=写真

 

今年は中日国交正常化45周年であり、これは両国関係の発展に非常に重要な節目だ。 

33日、中国人民政治協商会議第12期全国委員会第5回会議(全国政協)開幕式に出席した全国政協委員、駐日中国大使の程永華氏は、人民大会堂前広場で中日の記者団の囲み取材を受けたが、記者たちの質問はいずれも中日関係に集中していた。 

中国が中日関係改善の推進についてどのような措置を講じるかとの質問を受けた程委員は、次のように述べた。「昨年の主要20カ国・地域首脳会議(G20杭州サミット)で、中日双方の指導者が中日国交正常化45周年という得難い機会をしっかり捉えて、両国関係の改善を推進することで合意した。しかし合意を実現するには双方が共に努力し、行動に移すことが必要だ。このうち、最も基本的なことは中日間の四つの政治文書、四つの原則的共通認識の尊重を踏まえて、これ以前に出現した問題をコントロールし、故意に新たな問題を作らないことである」 

ある記者は、現在の中日関係改善の速度は遅すぎるとの認識を示した。これについて程委員は、速度の速い遅いは相対的なもので、重要なのは安定的、持続的に改善に向かうことだと述べ、中日双方が共に努力し、正しい軌道に沿って、一貫して改善の流れを保つことを希望すると表明した。 

本誌記者は、今年中日両国の交流を促進するために、どのような重要な交流活動を行っていくのかを程委員に質問した。程委員は「今年は多くのハイレベルな文化交流活動が行われる。例えば、3月には日本の松竹大歌舞伎の中国公演が行われ、われわれのバレエ『朱鷺』、オペラ『鑑真東渡』の日本巡回公演も行われることになっている」と述べた。

 

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