#北京土産# 北京のお菓子といえばこれ!
![]() |
シャーチーマー(沙琪玛)は麺状の小麦粉を油で揚げ、アメをまぜて四角く固めたものです。サクッと歯触りが良く、ふわっと柔らかくてとても美味しいんです。もともとは満州族の伝統的なお菓子で、清代に北京でも広く食べられるようになりました。特に、北新橋にあった泰華斎というお店のシャーチーマーが有名で、皇室の寺院である雍和宮からも大量の注文があったたそうです。
その泰華斎はもうありませんが、現在では菓子販売老舗の稲香村や、スーパー、コンビニで買うことができます。スーパーのものは手作りではありませんが、1つひとつ包装されているので食べやすく衛生的です。その上賞味期限も比較的長く、日本へのお土産にも最適です。確かにものすごく珍しくて貴重というものではありませんが、典型的な北京のお菓子で、贈る側の気持ちがよく伝わるはずです。まさに「千里送鹅毛」(千里はるばるガチョウの羽根を贈る=ささやかながら心のこもった贈り物)と言えそうです。(文・写真=劉玉晨)

注1:シャーチーマー、簡体字: 沙琪玛、拼音: shāqímǎと読みます。
注2:雍和宮(ようわきゅう) yong he gongと読みます。
注3:稲香村、dao xiang cun と読みます。
人民中国インターネット版 2012年8月31日