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#食習慣# 北京ダックを食べる裏ワザ

 

北京ダックは北京を代表する名物料理ですが、家庭で作れるものではありませんし、老舗で食べるとけっこうなお値段です。でも、北京っ子には安く食べる裏ワザがあります。それは「骨を食べる」です!?

北京ダックの老舗では、味だけでなく見た目にもこだわり、首や手羽などの部分は使いません。ですから、残った骨にはたくさんの肉が付いています。多数訪れる国内外の観光客は骨は持ち帰りませんから、店では決められた時間に残った骨を安く販売しているのです。前門大街の「全聚徳」では窓口で販売していますが、わが家の近所にある「便宜坊」の支店では、店員さんが手押し車で呼び売りしています。去年までは1羽3元でしたが、最近10元に値上がりしました。常連客は文句を言いながらもわれ先に買い求めています。私も時々帰宅時に1羽買いますが、売り切れていることもしばしばです。

持ち帰った北京ダックは取れる肉を取って食べ、骨はスープにします。これがあっさりしてとても美味しいので、以下にわが家のレシピを紹介しておきます。これも、北京ならではの冬の家庭料理と言えるカモ?

北京ダック・スープ劉家風
1.鍋に油を少し入れ、骨をさっと揚げ出して余分な脂分を取る。
2.別の鍋に水を張り、尾を取り除いたダックの骨を入れる。ネギ、生姜のスライス、紹興酒を少量入れる。
3.最初は強火で沸騰したら弱火にしてスープが乳白色になるまで、2時間ほど煮る。最後に白菜を入れてひと煮立ちさせ、塩を少量加えて出来上がり。

 

人民中国インターネット版 2013年2月20日

 

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