中国の暦―24節気「小雪」
11月に入り、北京も寒さが日ごとに増してきています。22日は24節気の「小雪」(しょうせつ)です。気温が引き続き低くなり、降雨が雨から雪に変わる時期です。今年の北京はまだ雪は降っていませんが、毎日どんよりとした寒い日が続いています。
外の寒さとともに体の中の冷えも徐々に表れてくる時期です。「うつ病」などの症状がひどくなるのもこの時期です。身体の中を温めるお茶や料理で身も心も温めることが必要です。
菊プーアル茶:
乾燥の菊の花をプーアール茶に入れて一緒に飲みます。
*菊の花の香りで気持ちが落ち着き、プーアールが身体を温めてくれます。
シイタケとニンジン、ピーマンの千切り炒め:
3つの野菜を千切りにして炒め塩、砂糖、酒で味を調え、少しスープを足して片栗粉や葛を溶いてあんかけ状にしま、
*色の濃い野菜はビタミンを多く含んでいます。あんかけ状にすることで消化不良などにも効果があります。
この時期に最適な肉類は羊・牛肉です。煮込みにしたり、鍋や蒸し料理にして食べると胃にもやさしく、身体を温めてくれます。北京市内のしゃぶしゃぶ店はこの時期いつも大繁盛です。
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人民中国インターネット版 2010年12月2日