2010年を象徴する文字-“涨”
中国の2010年を象徴する文字が大手ポータルサイトなどを通じて選ばれました。 “涨”( zhǎnɡ)という文字は元々「膨れる、膨張する」という意味でしたが、最近は「物価の急上昇」という意味でよく使われています。11月の国内の消費者物価の上昇率は5.1%と公表されていますが,街中などで買い物すれば実際の物価はもっと上昇しています。中国人民銀行(中央銀行)は国内のインフレ懸念の高まりなどから12月26日に今年2度目となる利上げを行っています。他に選ばれた文字は“拆”( chāi)=建物などを取り壊す、“房”( fánɡ)=住宅、の2文字で、どちらも高騰している不動産関係で使われる言葉です。
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人民中国インターネット版 2010年1月24日