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第十一回 北京在住女性の美の秘密♪②

                                                        馬島由佳子=文・写真

心身ともに健康な女性は、いつも笑顔ではつらつとしています。毎日の生活が充実しているのが、自然ににじみ出ているのだと思います。そのキラキラとした輝きの素には、本人ならではの「努力」や「方法」が必ずあるはずです。そこで、私が出会った北京在住の素敵な女性を訪ね、秘密を教えてもらいました。

 

香港名物のエビワンタンと香妃鶏(ゆでた鶏肉料理)がなつかしくなり、香港レストランによく行きます

―― 緒方さんの毎日の基本的な生活習慣と心がけていることがあれば教えてください。

毎朝、日本から持参した梅干でおにぎりを作って、日本茶と一緒に朝食をとることから、私の一日が始まります。食事は油類をなるべく控え、仕事の昼休みには青空市場で買った旬のフルーツを食べたりしています。季節を意識した食材をいただく食事を心がけています。最近、新疆のヨーグルトを食べました。酸味の具合が私の口に合い、マイブームになっています!それから、水泳は毎週2回30分間、スポーツジムのプールで泳いでいます。

 

――健康法や美容法はありますか?

2010年10月から北京駐在となりましたが、その前は香港に2年半駐在していました。香港では、なんとなく体調がすぐれない時に診てもらった中医師に「体内に熱がこもるタイプ」と診断され、体質改善も含め、処方してもらった中薬のエキス剤をお湯に溶いて1年間飲んでいました。体を温める羊肉と牛肉はあまり食べないようにしていますが、体の冷やしすぎはよくないので、薬膳でいう「平性」の食材を食べるように勧められたので、意識して摂取するようにしています。

真珠の粉は薬局で購入しています
香港人はどの年代も男性も女性もダイエットに関心を持っているようです。健康で細身の体型が一番と考えているようです。職場でもダイエットや健康について話題になることが多いです。私も同僚たちの健康話に感化され、食事は栄養素がさらに優れているといわれる、旬の野菜やフルーツを食べたり、中国各地の特産物も栄養が豊富だと思うので、その土地ならではの食材を市場で探しています。それと、貧血や美肌に効果があると聞いたナツメをおやつに食べています。夏は桃、秋はナツメやぶどう、冬にはリンゴ、くるみなど、季節の移り変わりが果物ではっきりわかる北京の市場が大好きです。生のナツメは小さなリンゴみたいでとてもおいしいです。北京にいらしたらぜひ試してみてくださいね。

 

――日本の女性におすすめしたい、中国ならではの逸品を教えてください。

 緒方桃子(36歳) 東京都生まれ。大学卒業後、仕事のかたわら趣味の演劇を本格的に学ぼうと2003年ミュージカル劇団「みなとカンパニー」に入団し、舞台女優としても活躍。現在は北京駐在のため舞台は休止しているが、自ら作詞作曲したミュージカル音楽のCDを発売するなどして活動中。

香港では「珍珠粉」を習慣で飲んでいる女性を多く見かけました。真珠の粉です。美白目的や美容の効果を期待して飲んでいます。

 

――最後に一言 

北京では乾燥対策がとても大事です。尿素入りのクリームを使って頻繁に塗りこんでいます。

北京および香港で生活をしてみて、体には食べ物と睡眠がもっとも大切だとわかりました。毎日たくさん食べて楽しく明るく過ごすようにしています!

  

取材を終えて

緒方さんは私の友人でもあります。いつも健康的な明るさがあり前向きです。やはり美しさの裏にはさまざまな努力があるのだとわかりました。残業が多い仕事にも関わらず、趣味の作詞作曲に熱中したり、上手に気分転換をはかりストレスをためない生活をしているなという印象です。

 

 

馬島由佳子

静岡市出身。

外務省在職中に赴任先の北京で中国医学、特に中薬に魅了され、2001年帰国退職後、財団法人交流協会で働きながら東京・本郷にある北京中医薬大学日本校で学び、2008年に国際中医師の資格を取得した。

現在、『人民中国』インターネット部に勤務。

 

人民中国インターネット版 2011年10月26日

 

 

 

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