『壹読』中国人労働者の値打ち

2014年4月28日
中国は全世界で145番目に週40時間労働制を採用したが、中国人は依然として世界で勤務時間が最も長いグループに属している。昨年、中国人労働者一人当たりの勤務時間は平均2207時間で、276日に相当する。しかし、勤勉な中国人は決して豊かなわけではない。年収5万元(約81万円)の基準に達している労働者は全体のわずか20%であり、時給換算で平均13.3元(約217円)という値段が、勤勉な中国人の労働対価だ。
最近10年間において、平均給料トップ10の業種はあまり変化していない。これは、労働対価が往々にして、業界そのものと関係していることを示している。現在の業界構造を打破できそうな新しい技術や知識が見当たらないという状況下で、勤続年数の長さにかかわりなく、労働対価を大きく向上させたいのであれば、異業種に転職するしかないという。
人民中国インターネット版 2014年6月