『中国新聞週刊』検診への批判

2014年12月1日
「とにかく検査は、受けないよりは受けるほうが良い」。これは中国の一般市民の健康診断に対する素朴な考え方だ。ヘルスケアという観点から見れば、もちろん定期的に検診を受け、病状の進行具合や治療効果を把握するのは大切だ。しかし、健康な人にとって、検診の最も重要な目的は医師と交流し、個人のライフスタイル、飲食の習慣、運動などの面に関して医師からアドバイスをもらうことだ。調査によると、検診のメニューが複雑であれば複雑であるほど、その値段が高ければ高いほど良いというわけではない。各自の健康状態に従って最適な選択をするべきだという。過度な検診の背後には、医療サービスシステムの未完成、業界の監督・管理不足だけではなく、社会全体に浸透している「医療化生活」がある。
人民中国インターネット版 2015年1月