『看天下』軍隊における反腐敗を加速

2015年1月28日
1月15日、中国軍の首脳部が2014年、中国軍によって調査・処分された軍幹部による汚職・腐敗事件を公表し、16人の高官が失脚した。そのうち、15人が少将または少将以上の階級だ。中国軍がこのように毅然として反腐敗の状況を発表するのは、軍隊における反腐敗史上初めてのケースだ。これまで、中国共産党中央軍事委員会紀律検査委員会(軍紀委)の事件調査は比較的に受動的で、汚職発覚の多くは内部の摘発に依存しており、処分の内容も教育を主としており、あまり厳格とはいえなかった。しかし今回、中国共産党中央軍事委員会(軍委)は巡視チームを設立し、通報用のメールアドレスと電話番号を発表するだけでなく、調査対象を拡大し、兵営や野戦軍の問題に対する調査も行った。そのほか、軍隊が公布した規定もすべて社会に向けて公表され、不動産やエコノミー住宅などの問題に対する厳しい取り調べも含まれる。軍における透明度の向上は、軍における反腐敗の強い決意を表している。
人民中国インターネット版 2015年3月